7月4日 雨・増水のため、今回も休漁。
土曜日の朝、雨も降るし水も多いし、なんにもする気力がない。のんべんだらりとテレビを見てもつまらん。チャンネルをポチポチ変えてたら、そこに宮部みゆきさんが居た。児玉清さんの本の番組(タイトルは知らない)。
私は十数年来の宮部ファンでありますが、TVに出てる宮部さんは始めて見た。私のイメージの宮部さんはチャキチャキ話す江戸っ子だったのですが、彼女は、やや高い声でシャラシャラと話してた。なんか杉浦日向子さんとダブった。宮部さんは、あんまり酒飲まないよな。そうあってほしい。まあ、ゲームで死ぬことはないはず。
そして「小暮写真館」について話してた。

番組が終わってすぐに、私は長良川を南下して、大和の三洋堂に走る。途中の長良川では、増水・雨の中で竿を出す鮎釣り氏がいる。エライと思う。そして「小暮写真館」を買う。
早々に帰宅して、折りたたみ椅子をパタンを広げて、ビールをプシュリとやって、灰皿は右の机に置いて、本をパラリと開く。そして匂いを嗅ぐ。う〜ん、これがたまらん・・・。1ページ2ページと読む。もう、宮部さんの世界だ〜〜。

そして5ページ目を開いた時に、船長がやってきた。
私は宮部ワールドの中から引き剥がされて悔しかったけれど、船長は「1Q84」を持ってきてくれた。以前に”貸してくれ〜”と、頼んでおいたもの。お互い「ヒマじゃー」「何にもすることがね〜」「雨が悪いのだ!!!」とか言って、コーヒーを馳走して、カメラの事なんぞを話して帰っていった。

そして私の前には、3冊の本が残ったのです。
「小暮写真館」は早く読みたいのだけれど、「1Q84」は、これは又借り状態なので、こちらを先に読まねばなりません。宮部さん、ごめんね。
で、この週末は、ビールと「1Q84」の日々で、1巻目を読みきった。
村上春樹作品は初めて読みましたが、彼はドスケベですね。あと、カタカナの個人名詞が多いのは、私は苦手。チェーホフだのアリストテレスだの、そんなの言われても、私のキャパシティの範疇ではない。一番困ったのは「ふかえり」の語り口調のイメージが、どうにもわからん。17歳の少女で疑問形無しで短文。ボソボソ?。座敷童子のイメージでは若すぎるし・・。
まあ、前半はそんなに面白くなかったけど、後半になるにつれて面白くなってきた。
2巻目が楽しみ。

さて、来週こそ、釣りができるかな???

(陽光眩しい土京川)
7月10日 土京川
え〜、やっとこさ釣りに行けました。
10時半に土京へ到着。晴れ。車から降りると蒸し暑い。
林道を少し下ってから川に立つ。冷気が吹いて心地よい。水は平水。そして、ここ数週間の増水の影響か、以前にもまして川底が埋まってます。早々にプシュリとやって、仕掛けを作る。旨いなぁ〜。やっぱり、川で飲むビールが一番だなぁ〜〜。
そして竿を振る。が、ちっとも出ない。たまにヒラキから走る魚はいる。でも小さい。そして1時間半、何にも釣れなかった。

川から上がったところが車なので、そこで昼食。船長からもらったUFOカレー味のカップ焼そば。本は「1Q84」の2巻目を読みきった。でも終りはなんか宙ぶらりん。やっぱりブック3を読まねばなりません。
その後また川に立ったけど、1時間で挫けた。
そしてヲンボ谷へ移動。ここは川のコンディションは良いです。でもやっぱり釣れなんだ。3時半にはもう退散。

せっかく川へ行けたのに、かえってストレスが溜まってしまったのでした。

今年の梅雨は、よく降りますねえ。今朝(12日)も大雨洪水警報で、郡上のあちこちで通行止め。朝見た牛道川はどえらい増水だった。そしてこれからが梅雨の後半で、一番たくさん降る時期。林谷林道は無事かなぁ〜。無傷なはずはないよなぁ〜。困ったなぁ〜〜。

(久々のイワナ)
7月18日 ゼロ釣法
18日の日曜日、朝の10時前に掛軸のお客さんが来ると言う。なにも日曜日に来なくってもいいのに・・。でも商売なので仕方ない。そのお客さんは私の釣り好きを知ってて、「この大水では釣りに行けん」と思ったらしいけど、もう川の水位はほぼ落ち着いてたのです。そのお客さんは私のソワソワした態度を察したのか(釣り行きたい!!行きたい!!モード)用件が済むと、いつものなんだかんだと話し込むこともせず、とっとと帰っていかれた。私はお客さんの姿が見えなくなるまで見送って、見えなくなったらすぐに自分の車に乗り込んだのでした。お客さん、・・・スイマセン。
なので今回の出発はいつもより遅く、10時15分の出発となりました(もっとも平素は9時半の出発なので、たったの45分遅れです)。

目的の前坂谷に着いたのは11時。いつもの入渓点では家族がキャンプ中。なので下流へ下って入渓。水は多め。釣れそうな気はしたけど厳しかった。やっとこさ掛けたイワナは、あっという間にバレてしまった。1時間半で0匹。
その後、田茂谷へ行ったら、釣り人だらけ。それで入谷へ入って昼食して、それから釣り上がったけれど、子アマゴが2回出て、それもフッキングしなかった。
3時半にはもう挫けた。
伊藤稔さんのゼロ釣法は釣り人に喜びをもたらしてくれますが、私のゼロ(匹)釣法は、お魚をリラックスさせます。

19日、まず中嶋谷へ行った。入り口ではやっぱり、家族づれが水遊びしてた。なので少し横に車を止めて、邪魔にならない程度に間をおいて入渓。水はやや多い程度か。
この日も釣れそうな気はしたけど、やっぱり厳しかった。稀に仔イワナを掛けたけど、みんなバレた。1時間してやっとこさ15cmを1匹釣った。けっこう嬉しかった。
例の堰堤にたどり着いて、とりあえずは1匹バシャリと出たけど掛からなんだ。それで堰堤の上に立って黄色いフライを落とし込んだけど、去年のあの時より水流が多いせいか水中が見えないし、フライはポイントに届く前に流れ去ってしまったのでした。

それから庄川上流へ行って、久々に20cmイワナを釣った。私のHPに魚の写真を載せれたのは久しぶり。その他15cmくらいを3匹。貧果ではありますが、なんかとても楽しかった。ゼロ(匹)釣法を続けると、やっと出くわした貧果でも大いに楽しめるという利点はあります。
この日は途中にリポビタンDを飲んで元気だったので、納竿はいつもより遅く6時。

(暑さの厳しい折、皆様ご自愛下さいませ)
7月25日 庄川
毎日毎日毎日、暑いですねえ。釣りに行けない方、いかがお過ごしですか?
私は毎週のように、涼しい谷でビール飲んでカップ塩焼きそば食って本読んで、ボノボノと過ごしてます。心地よいです。そして基本的には釣り人なので竿も出します。お魚が釣れれば、もっと心地よいはずです。

今日は庄川の上流へ行って、上記のように過ごして、それに2ヶ月ぶり位にお魚の活性もやや上がって、でも慣れない?合わせに3匹も合わせ切れしてバラシも何匹かあって、結局手にしたのは4匹でしたが、まあ、満足でした。
今日は久々に50mmレンズを使いましたが、あれの絞り開放はやっぱムツカシイです。5mmか1cmのアトピン。私のくたびれた眼にはF2.0かF2.8位がいいのかも知れません。

(W80修行中)
7月31日 猪洞川
25日の暑中見舞い写真ですが、身内からクレームが付いたので入れ替えました。「イワナの顔が、あまりにもみすぼらしい」のだと。まあねえ、あなたのレベルで写真を見られると、ちょっと苦しいのだよ。
なので、いつものパターンでもう一回見て下さいませ。

31日の朝、掛軸店に行ったら、ポストの中に村上春樹さんの「1Q84 BOOK3」が入ってた。船長が届けてくれたのだな。ありがとう。
それから暫くしたら局長さんが覗いてくれた。どうもお久しぶり。お元気そうで何よりです。そして、池波正太郎さんの「剣客商売」を渡してくれた。ありがとう。
今私は、宮部みゆきさんの「小暮写真館」を読んでますが、これから読む本が廻りにあるとワクワクします。しかもタダ!!嬉しい!!!
そして局長さんとは暫し会話して、そして高鷲方面へ旅立たれたのでした。
それから私も高鷲の猪洞川へ行って、まず上流に入って3匹のイワナの姿を見て(釣った訳ではない)、それから下流の堰堤の上に座ってビールをお供に「小暮写真館」を読んで、それから川に入って、やっとこさでアマゴを1匹だけ釣った。

翌1日も川へ行く。内ヶ谷川。
なんだか水量が多い。長良川から山一つ挟んだだけなのに、予想以上の水量。いつものポイントから入って、通常では右岸に渡ってから釣り始めるところですが、ちょっとためらった。それで左岸で釣り始めてそれなりの反応があったけれどもフッキングにはいたらず(流れが速すぎるのだ)浅瀬で右岸に渡って、それで釣り上って、次に左岸に渡るところでビビって、やっぱり下流に下って川を渡って林道に出た。
私は通常の釣り人とは違い、極端に水が怖いのです。(幼少の頃、溺れかけた。それ以来、とっても水が怖い)

その後場所移動して「小暮写真館」を読んだ後川へ入ったけど、結局ボウズに終わる。3時で挫けた。